営業ツールとしてのウェブを解析する場合の注意

高度なアクセス解析はウェブサイト訪問者の行動履歴を細かく分析する事ができ、問題点を見つけ改善策を見付ける為に非常に有効な手段である事は間違いありません。
しかし自社のウェブサイトが重要な営業チャネルと捉えるならば、アクセス解析だけでは網羅できない領域がある事は認識しておく必要があります。

例えばある検索ワードで100件の訪問があるウェブサイト、仮に検索需要が1000件の場合と10000件の場合では検索シェアがそれぞれ10%、1%と異なり、その後の施策は異なるはずです。検索需要は自社のログの中にはありません。なのに「100件の訪問」を分析するのは難しい話です。

集客の窓口となっているサイトの入り口をきちんと結びつけて考えないといけません。
また、出口についても同様です。多くの場合ウェブだけで受注は完結しません。ウェブを介してお問い合わせや資料請求してくれたユーザに対して、どのようにアプローチするか、最終成果とも結びつけて考えないといけません。

営業ツールとしてのウェブのアクセスログ解析は全体フローの中間地点、つなぎ役として捉えるぐらいが良いでしょう。


関連記事

失敗しないホームページリニューアルマニュアル

×