女性活躍推進&働き方改革セミナーに会長の森田が登壇
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令和2年度(2020年度)たかまつ女性活躍促進事業として、"ワーク・ライフ・バランスを実現するための働き方とは"を題材に、女性活躍推進&働き方改革セミナーが開催されます。
GOFIELDからは森田が講師として登壇。
離職防止、人材不足の解消、ワークライフバランス、多様な働き方の実現など、すべての働く人に向けたセミナーです。
平成29年度「素敵にたかまつ女性活躍企業」表彰企業として、取締役会長の森田が40分間講演を行い、社内での出来事と改善策としての取り組みを時系列でご紹介しました。
- 事業拡大に伴って課題となった働き方の見直し
- 子育て中の女性も無理なく活躍ができる風土の醸成
- 戦略の見直しと働き方改革の推進
- 組織改革と大胆な体制変更
- 新たな取り組みや制度の導入
- 健康経営も見据えた福利厚生
- 今の働き方に合わせたオフィスリノベーションの実施
続いて、令和元年度「瀬戸の都・高松」が誇るビジネスアワード 働き方改革部門 女性活躍企業表彰をうけた株式会社K・システムソリューション代表取締役の小竹清隆氏による、女性活躍の成功事例が発表されました。
ライフイベントは会社がフォローをするものという考えのもと、様々な取り組みが行われています。
- 妻が出産する男性社員には、出産予定日前の5日間を特別休暇として付与
- 未就学児がいる社員は育児のために時短勤務を希望することが可能。時短勤務の場合の就業時間は9:00~16:00で、給与の削減や役職の解任なども行わない
また、会社環境は働き方改革で改善していく方針で、社労士と相談しながら仕組みが整備されています。
森田とパネリストによるパネルディスカッションも行われました。
パネリストは高松太田社労士事務所代表の谷川由紀氏と香川大学大学院 地域マネジメント研究科 特命准教授の徳倉康之氏。
様々な質問に対して森田やパネリスト、会場からの意見もあがりましたのでご紹介します。
Q:働き方改革を実施する上で抵抗は無かったのか?
A:皆見に社長を譲って、会長に就任したタイミングで実施したこともあり、アイデアは提供しましたが、実施は全てこれから会社を運営していくメンバー(管理職)が良いと思うものにしてほしいと伝えていました。進捗報告は全て皆見からうけており、届く情報は新しい制度の導入が完了した結果のみ。制度を整える途中で社長は苦労したかもしれませんが、それも上手く調整した上で定着させていきました。
Q:新しい制度を導入した時の反発や、不公平感を感じる社員さんはいなかった?
A:導入した制度は全てGOFIELDで働くメンバーに寄り添ったものだったので、反発はありませんでした。
例えば男性社員の育児休業や、子どもの病気による急な休暇取得も当たり前のことで、サポートし合う風土が定着しています。
それができるのは子連れ出勤や社内イベントの家族参加などで、メンバーの家族の顔も見える関係性ができているから。
「子どもの看病で頻繁に休まれて困る」ではなく、「〇〇ちゃん病気が続いてたいへんですね」「これは対応しておくので、仕事のことは気にせず休んでください」という言葉と行動が自然と出る雰囲気になっています。
Q:100の仕事が100でかえってこない人がテレワークをすると生産性が下がるのでは?
A:対面で会話をする同期型のコミュニケーションが減っている反面、コミュニケーションツール(Slack)を使った非同期コミュニケーションは増えています。
細かな管理をしなくても今までどおり業務は進んでいるのでテレワークによる影響は感じていません。
ただ、自分をコントロールできない人は管理職がフォローする必要がありますので、状況を見て判断しながら調整しています。
世間でいうパワハラ気味な管理職は常に100~120を求めている。自分のものさしで当たり前だと思っていることを部下が達成できないと裏切られた感覚になってしまい感情を強くぶつける行動へと繋がるが、それでは組織は上手くまわりません。
GOFIELDの経営陣はメンバーに対していつも期待はしていますが、常に100を求めることはしません。40~60の良い時もある。それで業務が回らない場合は仕組みが悪いと思っています。
Q:残業しないでと言っても残業したいと言う社員がいるがどうすれば良いか?本人は仕事が好きで、寝る間も惜しんで仕事をしたいし、会社に貢献したい気持ちが強い。
A:学ぶ、仕事をする気持ちは大切にして欲しいが、夜の12時まで働くと周りが引きづられてしまいます。時間をかけるともっといいものができるという働き方も、昔はできましたが今は限度が決められています。
どんなに本人が望んで仕事として学んで成長をしたいと言っても、認められる上限があるのでルールとして受け止めてもらっています。
学びたいのなら、会社ではなく外でも選択肢は沢山あるため、豊かなビジネスのキャリアを積んでもらうアドバイスをしています。
表現を変えて、私たちは同じルールの中でどれだけ生産性が高いかのゲームをしているをしているのだと伝えると理解してもらいやすいことも。
例えば車の運転と一緒で、決められた制限速度のある中でいかに効率的に走るかが求められる時代です。
社会の状況の変化に応じて、柔軟に変わることのできる組織が成長していく時代
これまで「〇〇だからできない」と後回しにしていた制度導入も、新型コロナウイルス感染症の拡大で全てやらざるを得なくなりました。
幸いGOFIELDは多様な働き方の選択肢を用意していたので混乱することはありませんでしたが、例えば学校の臨時休校で急きょ子連れ出勤を導入した企業も多いのではないでしょうか?
お金のために仕事をするだけでなく、働き方も含めて新しい価値を作っていくことが企業としても求められています。
GOFIELDでもまだまだ課題を抱えていますので、引き続き改善に取り組んでいます。
イベント概要
開催日時 | 2020年10月15日(木)19:00~20:30(開場 18:30) |
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会場 | 高松市男女共同参画センター(たかまつミライエ6階) 〒760-0068 香川県高松市松島町1丁目15番1号) |
参加費 | 無料 |
対象 | 経営者、企業人事担当者の方 すべての働く人、再就職や転職を検討中の方 |
定員 | 70名(定員に達し次第、募集は終了いたします) |
主催者 | たかまつ女性活躍促進事業事務局 株式会社ファミーリエ TEL:087-867-5899 E-mail:info@familie-jp.net 担当:大美・黒田※電話受付9:30~16:30(土日祝日を除く) |
備考 | 託児あり ※受け入れ人数に限りがあります。 ※託児申し込み締め切り2020年9月30日(水) |
※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、事前検温、消毒、マスクなどの着用にご協力ください。また、感染症の拡大状況によっては開催を中止にする場合があります。登壇者・講演者が事情により変更になる場合があります。
タイムスケジュール
19:00 | 働き方改革セミナー 講師:森田桂治(株式会社ゴーフィールド会長) ※平成29年度(2017年度)「素敵にたかまつ女性活躍企業」表彰企業 女性活躍「成功事例」発表会 発表者:代表取締役 小竹清隆氏(株式会社K・システムソリューソン) 令和元年度(2019年度)「素敵にたかまつ助成活躍企業」認定 令和元年度(2019年度)「瀬戸の都・高松」が誇るビジネスアワード 働き方改革部門女性活躍企業表彰 |
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20:00 | パネルディスカッション~社員が活躍する会社とは~ 講師の森田と2名のパネリストを加え、社員が活躍するために必要な組織・風土づくりや、ワークライフバランスについてパネルディスカッションをします。 パネリスト: 谷川由紀氏(高松太田社労士事務所 代表) 徳倉康之氏(香川大学大学院/地域マネジメント研究科/特命准教授) |
20:30~21:00 | セミナー参加者による交流会※参加自由 |