情報発信アドバイザーとしてJA香川県様と香川大学様の共同研究をサポートします。vol.01
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利用者の増加と定着により、ユーザーによっては生活の一部にもなっているSNS。情報を届けるツールとして利用を始める企業も増加しており、SNSを活用した情報発信のコンサルティング相談の件数も増えています。
JA香川県様と香川大学様が連携した香川県産野菜の情報発信プロジェクトもその1つ。GOFIELDではアドバイザーとして企画から運用までサポートします。
2017年度、JA香川県様と香川大学様は香川県産野菜の販売促進に関する調査研究を実施。
香川大学経済学部の原直行教授は香川県の農業の現状や主要品目の特徴、首都圏の市場での評価を調査。
調査の中で、原教授と学生は東京のスーパーマーケットにおもむき、調査対象の店舗で商品を購入した消費者に対してアンケートを実施しました。対象商品は香川県産のらりるれレタス、ブロッコリー、ミニトマトの3品目。
消費者へのアンケートで分かったことは、東京では香川県産野菜の認知度がまだまだ低いこと。
野菜そのものは美味しい、安全・安心と評価されているものの、個々の品目では他県産との差別化が図りにくい、ということでした。
そこでSNSを活用して消費者に直接、香川県産野菜の魅力を発信するプロジェクトが始動しました。
生産地の取材にもとづいた記事の作成をご提案
誰もが気軽に発信できるのがSNS。とはいうもののFacebookやInstagram、Twitterなど種類によって特性は異なり、効率的な発信にはノウハウも必要です。
GOFIELDからは、香川県産野菜にフォーカスして生産地の取材に基づいたSNSの記事の作成をすることを提案。それを実行するSNS運用チームをJA香川県様、香川大学様、GOFIELDの3者で立ち上げました。
香川県産野菜ならではの魅力をコンセプトワークで探る
まずは、香川県産野菜の「何」の情報を発信すべきかを整理しました。
香川県産野菜を取り巻く状況を理解し、ターゲットやテーマを明確にするためにコンセプトワークを実施。
ワークショップ形式で3つの項目について、意見を出し合いました。
①SWOT分析:香川県産野菜の強みや特徴、置かれている状況の把握
②顧客分析:現在と未来において情報発信をする圏域と属性
③マンダラチャート(*1)の作成:目指すべき目標とそれを達成するための関連テーマ
JA香川県様はJA香川県様しか知らないような情報を、香川大学様は2017年度の市場や消費者調査で得た情報を書き出します。とりわけ学生はSNSの利用率が高い20代女性。若い世代が知りたい貴重な意見を聞くことができました。
ワークショップを通して、JA香川県様のさまざまな活動を知ることもできました。
学生さんからは、一人暮らしの野菜が使い切れない悩みから「つくりおきレシピ」や保存方法を知りたいという意見も。
最初は少し緊張した雰囲気だったワークショップも、徐々に活発な意見交換の場に。
出し合ったテーマを分類し、香川県産野菜のSNS情報発信のための土台が完成しました。
今後はそれぞれのテーマとSNSの特性をかけ合わせて、読み手が興味を持つ記事を具体的に決めていきます。
GOFIELDではウェブサイト制作やSNS運用の経験をもとに、ウェブサイトの基盤づくりだけでなく、活用方法についても提案をしています。
(*1)マンダラチャートとは
マンダラチャートは、3×3の9マスの枠で構成されるフレームワーク。事業計画やアイデア出し、スケジュール作成などあらゆるシーンに応用可能。9マスの真ん中にテーマを入れ込み、周辺のマスに関連項目を入れます。