事前アンケートで設計!かがわ子育てステーションのSNS活用研修レポート
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2025年6月20日(金)、あなぶきアリーナ香川 会議室で開催された「第2回かがわ子育てステーション スキルアップ研修」にて、株式会社ゴーフィールド の取締役・宮井佑介が講義を担当しました。本研修は 香川県子ども政策推進局 子ども政策課 の委託事業で、運営は 認定NPO法人わははネット。参加者の事前アンケートを基に内容を設計し、県内施設の事例発表とグラフィックレコーディング(講義の要点をその場で図解し可視化する記録方法)を組み合わせ、子育てステーションのSNS活用に必要な視点と手順を整理しました。
子育てステーションにおけるSNS活用の役割
今回の研修を設計するにあたり、私たちゴーフィールドでは子育てステーションの情報発信には大きく三つの役割があると考えました。
それは「初めての来所前に不安を減らすこと」「イベントやサービスを適切に案内すること」「再訪につながる接点をつくること」です。これらの視点を踏まえ、利用を検討する方のハードルを下げ、安心して訪問していただくためのポイントを整理しました。
1.はじめ方を整える(アカウント・プロフィール・投稿種別の基本)
2.続け方を設計する(目的・対象・ゴールの言語化と運用の型化)
3.測り方で改善する(インサイトを使った振り返り)
事例発表で成功事例を共有
事例発表では、香川県内の子育てステーションから代表して2つの団体が登壇し、SNSの運用体制や投稿テーマの工夫、行事との連動など、日々の取り組みが紹介されました。大切なのは、他施設の取り組みをそのまま取り入れるのではなく、自施設の目的・対象・地域性に合わせて「何を残し、何を変えるか」を判断することです。参加者同士の質疑応答も活発に行われ、自施設で取り入れられる具体的なアイデアが複数生まれました。
アンケートに基づく設計(ゴーフィールド担当)
私たちが設計・実施した事前アンケートでは、「効果測定の方法がわからない」「どの投稿が届きやすいか判断できない」といった声が目立ちました。そこで、講義はインサイト分析(到達アカウント数、インプレッション、フォロワー/非フォロワー比、コンテンツ種別や投稿時間帯の比較など)を中核に据え、“良かった要素を次回に増やす”ための見方を具体例とともに解説しました。
講義の主な内容(ゴーフィールド・宮井)
- Instagramの始め方、基本の整え方
- アカウントの作り方、プロフィール(名称・説明文・リンク)の要点
- 投稿の使い分け
- フィード/ストーリー/リールの役割と選び方
- InstagramとThreadsの併用の考え方
- 運用のポイント
- 目的・コンセプト/ターゲット/ゴールの三点セット、写真・テキスト・CTAのチェックポイント
- 行事・季節・定番企画を軸にした月次カレンダー、テンプレ化で属人化を抑える方法
- インサイトの読み方
- どの属性にどれだけ届いたかを確認する
- 次に何をするかを決める(伸びた要因の仮説 → 小さなABテスト)
グラフィックレコーディングで要点を可視化
研修の要点は、会場でリアルタイムに図解化しました。文字だけでは伝わりにくい関係性やポイントが整理され、全体像の把握と振り返りが容易になります。終盤は、グラレコを手がかりに各自が「今後頑張りたいこと」を言語化。たとえば、プロフィール文を30~60字で見直す、週1本のリールに挑戦する、毎週同じ曜日・時間に投稿する、などの具体的な行動計画がまとまりました。
開催概要
| 日時 | 2025年6月20日(金)13:30~16:00 |
| 会場 | あなぶきアリーナ香川 会議室(香川県高松市サンポート) |
| テーマ | 子育てステーションの新しい利用者獲得に向けて上手なSNS活用法 |
| 講師 | 株式会社ゴーフィールド 取締役 宮井 佑介 |
| 主催 | 香川県子ども政策推進局 子ども政策課 |
| 運営 | 認定NPO法人わははネット |
| 記録 | USANET合同会社 代表 さの はるか(グラフィックレコーディング) |
SNS活用に向けた次の一歩
今回の研修では、事例共有で現場の実例をつかみ、講義で基本と設計の考え方を整理し、インサイト分析で改善につなげる視点を確認しました。子育てステーションのSNS活用は、来所前の不安を減らし、イベントやサービスを適切に届け、地域との接点を途切れさせないための基盤です。小さな改善を積み重ねることで、情報がより届きやすくなり、結果として来所や相談につながる導線が太くなっていきます。私たちゴーフィールドは、こうした実務の手応えを生む設計と運用の支援を、これからも丁寧に行ってまいります。



