IT業界ウォーズ

June 26, 2005

大企業に就職するということ(1)

森田です。本格的ウォーズネタの前に昔話をもうしばらく続けます。(いつまでw)

さて、株式会社日立製作所への入社日が迫ってきました。ぼーっとしていたら大量の入社前説明資料が。引越しは3月29日ということで。実家に段ボールが先行して届きまして、これに詰めろと。「日立物流」と書かれています。布団とベッドとテレビと段ボール4箱。なんとわずかな・・・。

寮に入るのですが、二人部屋。8畳間(和室)を二人で使います。畳の間にベッドはどうよと思うのですが、少しでも空間を有効に活用する必要があるので持って行きます。部屋の相棒が偶然、同じ大学の同じ学部の知人だったのでシェアするものを事前相談。この時代に二人部屋かよぉという気持ちは消えないのですが、社会人のスタートとはこういうものなんだろうとあきらめます。寮に入らずにすむほどの金はないですからね。

いよいよ引越し。いわゆる、「上京」というやつです。いろんな地方出身者が東京に集まってくる構図は「集団就職」の時代と変わらんなぁという思いをいだきつつ、荷物は先に会社がチャーターしたトラックが持っていきました。僕は新幹線で東京に向かいました。携帯もない時代でしたので、彼女に「今から行きますね」と駅の公衆電話から連絡を入れます。

蒲田から東急に乗り換え、矢口渡(やぐちのわたし)という駅が最寄り駅。着いてみると僕と同じ立場のそれっぽい人間が何人か同時に降ります。それぞれ意識しつつも地図を片手にそれぞれ寮へ。

寮自体は新しく快適そうな概観。何台か車やバイクが停まっていて、これは社員のものだろうかなど想像しつつ中へ。やっぱり最初はR大出身者6名ほどでグループを形成してしまいます。僕の場合は大学時代でもかなり仲の良かった友人と、かつその友人で部屋の相棒もいたりで、寮生活スタート時から、なんだか賑やかな出だし。賑やかなことが何より好きな僕はけっこう満足。

ただ、部屋にモノを置いてみて、その狭さと、どんなに仲がよくても共にひとつの部屋に生息するという環境にはやっぱり不安を感じるのでした。周辺も100人ほどの同期の人間(しかも男ばっかり!)がいて、風呂も食堂も洗濯場も共有。うーむ。耐えられるだろうか。

(このシリーズも続く)

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June 17, 2005

ファコム・ハイタック株式会社(4)

ファコム・ハイタック株式会社に内定して喜んでいたのに、平凡な(失礼!)株式会社日立製作所への入社手続きが進む。大学の就職課に出向いて進路決定先の届出を出した。聞けば日立には30人以上進むんだとか。なんだそれ。マイナー志向の僕がこんな就職するとは・・・。新聞報道を見ると日立の採用数は企業の中でも最大の域で、大卒、院卒だけで2,500人を超えるのだとか・・・。

余談だが僕は高校時代に2回パソコンを買った。当時は貧乏だったのでアルバイトをして親に借金を返しつつだったのだけど、1台目はシャープのMZ-1500。クイックディスクというのが付いたパソコンで、僕はその先進性に普及機の疑いを持たなかったんだけど、シャープの大量宣伝広告費にも関わらず、その後消えていった。2台目は、富士通のFM-New7。名機FM-7の安価モデルチェンジ版。既にFM-77AVとか先を行ってる機種もあったんだけど、金もないのでこの辺で手を売った。が、その後のNECとの争いに負けて、FMシリーズもアダルトゲーム以外では劣勢を強いられる・・・。まぁ、僕は車も含めてマイナー路線を歩んでいるわけだ。セガサターンも買ったことあったな。

で、いよいよメジャー日立への入社が見えてきた。愛機FMシリーズ(タモリCM出演)の富士通ではなく、何の因果かゴクミのH1の日立。ちなみに、NECは武田鉄矢だったのが、途中で売れ出してから斉藤由貴へ。FMシリーズも南野陽子で反撃に出たんだけどなぁ。(余談ばっかりですが、今の昼ドラの南野陽子はいいですね。母親役が素晴らしい)

ファコム・ハイタック株式会社の残骸と言うか、すぐにはALL日立の仲間入りってわけでもないようで、大阪の淀屋橋の日立の関西支社で行われた健康診断以外はほとんど製作所とは別行動。寮も独自の寮だと。当面は、九段下の事業所に通い、半年以上の研修が始まる。

僕は一度香川の実家に帰って、荷物を整え、東京に上京することになる。当時既に僕は今のかみさんと付き合っていて、今後始まる遠距離に寂しさもひとしおだった。カラオケに行って、「なごり雪」やオフコースの「さよなら」などを歌うと涙が出たものだ。そうそう、例の「いちご白書をもう一度」もいいねぇ。自分の電話というものさえなくなる寮生活。しかも大貧乏!彼女は実家で集めてきたいろんなテレホンカードを山のようにくれたのでした(どっかのおっさんのホールインワン記念とか)。

さて、次回からは新シリーズです。

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私、FM-77AVシリーズ、売ってました。売れませんでした(-_-;)
このころは、ワープロ全盛期でしたね。
親指シフト、使えます。

Posted by: こうざい : June 17, 2005 08:34 PM

ファコム・ハイタック株式会社
で、ぐぐると早くもトップ表示されてます!

Posted by: miyai : June 17, 2005 09:12 PM

おお、FM-New7、懐かしいですね~、
使い倒してました。

あれでプログラムってものを覚えたんだよな。
で、結局、今はプログラマ。。。

Posted by: 北斗の旦那 : June 18, 2005 07:49 AM

kozaiさん>
>親指シフト、使えます。

DOS/Vパソコンになってからも、親指シフトキーボードと言うのは生きてましたね。オアシスすごい。

miyaiさん>
密かに書き続けると言うのは不可能ですね!

北斗の旦那さん>
僕はプログラムよりも、「三国志」に高校時代を費やしました・・・。友人と延べ、数千時間・・・。HDDなかったので、FDDだったのですが、FDが2回疲弊して買い替え、FDD本体も長時間使用に耐えられず、2回修理に出かけました・・・。

Posted by: kmorita : June 18, 2005 10:56 AM

ゲームに費やした時間も数え切れませんね~。
当時はFDDもなくてテープだったので、ゲームをロードするだけでも一仕事だったんですが、
今思えば、よくやってたものです。

その後、PC-9801VXを買ってからは更にゲームにはまっていた気がします。

Posted by: 北斗の旦那 : June 19, 2005 07:59 AM

FM-New7も僕は最初テープでした。
友人からアドヴェンチャーゲームで「ウィングマン」借りたのはいいんですが、一画面に20分ほど、「ぴ~がらがらがらが~」と読み込み鳴り続けるのはまいりましたね。で、たまにエラーとか出たりして(涙)

Posted by: kmorita : June 20, 2005 10:10 PM

June 15, 2005

各省庁の情報システム運用費、1000億円弱の削減可能?

こんにちは、Mr.Xです。仕事が詰まってるのに投稿してます。

中央官庁が保有する、大型コンピュータシステムの運用費関連の記事が、YOMIURI ONLINE に掲載されておりました。
ここ最近コンピュータ専門誌やビジネス専門誌では度々取り上げられていましたが、一般の新聞サイトでも実態の一部が表面化しました。

■省庁のITシステム運用費、950億円削減可能が判明(YOMIURI ONLINE より)

この中で紹介されています社会保険庁の「社会保険オンラインシステム」ですが、ITベンダー側(NTTデータ、日立製作所 etc)の問題も有りますが、発注側の社会保険庁がITベンダーに丸投げしている姿勢もかなり大きな問題だと思われます。
この様な事例は、他の中央官庁・地方自治体等でも多く見られ、基幹系のIT関連システムの主契約者が二十数年以上同じITベンダーが随意に近い形で契約している事例は珍しい事ではないのです。

受注側の大手ITベンダー(富士通、日本電気、日立製作所、NTTデータ等)に全てを期待するのではなく、発注側である中央官庁・地方自治体が真の目利きにならないと、この様な状況は未来永劫続くと思われます。

IT産業の育成の為にも、より門戸を拡げて欲しいものです。

※関連サイト
■社会保険庁 ウェブサイト

■衆議院議員村越祐民君提出社会保険オンラインシステムに関する質問に対する答弁書

■企業研究シリーズNTTデータ

■「総務省の情報通信政策の最近の動向」総務省・今川拓郎氏


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Mr. X様、楽しくエントリーを日々拝見させて頂いております。森田さんコメント欄からでしゃばって出張してきた自称「IT界の市原悦子」です。

さて、
中央官庁の丸投げ体質、納税者としては由々しき問題なのですが、過去実際に目にしたのが、

・日本のITベンダーが海外取引先に「見学」と称してやってくる。
・しかもそのベンダーの営業の後ろにはJETROの現地オフィスがからんでいる。
・更にそのJETROが「呼んできた」形で中央官庁の「御役人様」やら凄い時は政治家御本人が2時間だけ、等という強行スケジュールで現地取引先のCEOへの直接面談を取り付けてやって来る(勿論アテンドの人数がテクニカル・チームより多い)、

なんていう形ですと、一体何時になったらこういった形での無駄遣いが無くなるのか不安になりますね。
ベンダー間のやり取りも、実は本当に重要な事項は予算的には巨額なプロジェクトでも無駄遣いのパーセンテージは大変低かったという事と比較しても、いやはや皮肉です。

Posted by: MM : June 15, 2005 09:40 AM

IT界の市原悦子さん>
こういう生々しい情報は日本のベンダーにいてもなかなか実感できないものです。ほんまに。ましてや納税者は・・・。

Posted by: kmorita : June 15, 2005 05:43 PM

日本のITベンダーの海外見学ですね。
殆どが報奨旅行の様なものなので、お付きの人が沢山ゾロゾロくっついて行ってしまいますね...
取引先を2時間~3時間見学して、後はゴルフとショッピングモールでのお買い物というパターンが多い様な。
少人数での行動と決断ができない、典型的なパターンですね。
コンピュータショー(COMDEX等)が盛況だった頃にも同じ様な状況が、そこらかしこで...繰り広げられた気が。

Posted by: 福博より : June 15, 2005 09:18 PM

CONDEXとINTEROP・・・あれはそのお祭り騒ぎのみの為にあったような(爆)。日本からのお客様を御出迎えする立場だったのですが、ホテル抑える段階からして大騒ぎでした。
先日も某「日本人では知らない人のいない大手ベンダー」の社長が西海岸に木曜着、翌週の火曜朝帰国、という素晴らしいスケジュールでいらっしゃって、しかも土曜には車で片道4時間の某国立公園に現地社員の運転で行き、日曜日には日帰りでNYにミュージカルを観にゆかれた(当然現地の営業と日本からのアテンド軍団が一緒)との話を聞きつけて、呆然としてしまった所でした。

日本の名誉の為に(笑)、
一応旧・大蔵省と防衛庁は複数回にわたり直接プロジェクトチームを海外に派遣していたのを記憶しています。

Posted by: MM : June 15, 2005 11:22 PM

地球シミュレータなどは日本人として誇って良いプロジェクトだと思っていたのですが…
その実、どうなんでしょう。
皆さんのコメント拝見していると不安になってきます。

Posted by: miyai : June 17, 2005 09:23 PM

地球シミュレータは日本が誇るべきシステムだと思います。非軍事目的のシステムとしては最大の性能を誇っていますし、実性能は今でもトップと言って過言ではないかと思います。

ただ、日本電気に完全依存なシステム(製造面等)ですので、どこまでこのアーキテクチャを続ける事が出来るかが問題ですね...汎用性が無い仕組みでも有りますので。

あくまでも私見ですが。

Posted by: 福岡の住人より : June 19, 2005 08:15 PM

この分野では「非軍事」というだけで誇っていいと思います。頑張れ!!

Posted by: kmorita : June 23, 2005 06:57 PM

June 14, 2005

ファコム・ハイタック株式会社(3)

こんにちは、森田です。こんなに間空けず書く気はないんですが、書いてますね(笑)

内定式から一ヵ月後の1991年10月31日。なぜだか東京の某所に内定者が全員呼ばれた。通知らしきものは内定式で終わったし、入社まではまだまだたっぷり時間があるのに、なんだろう?とR大での内定者集まって相談。わけわからんやつらが集まってもなんもわからん。たぶん、なんかまた内定者縛りみたいなもんだろうと当日を迎える。

京都駅で新幹線に乗り込んだファコム・ハイタック株式会社R大内定者数名。同じ学部のY君が駅のホームで買った日経の5面ぐらいの見出しを見て、一同、驚愕。

「ファコム・ハイタック株式会社、発展的解散。」

えー!?

え、えー!?

発展的解散?発展的とはいえ、解散は解散。って、発展的って何?一ヶ月前のあのニコニコ顔の内定式はなんだったのよと。詳細読むも、まぁ、時代の要請が終わったとかなんとか、よく分からんことしか書いていない。うーん、内定した会社が解散かぁ。

新幹線の一部のリクルートスーツの数名が異様な盛り上がりを見せつつ、東京駅へ。会場のホテルに着くと、これまた興奮状態。しかしまぁ、天下の日立と富士通。恥ずかしいようなことはやるまいよ、とみんなそれなりに平静。バブル世代の余裕と言うやつでしょうか。僕は母親に言ったものだった。「日立がつぶれるような事はないよ。日立がつぶれる様な時代が来たら、もうそれこそ、日本中終わってるからどこの会社にいても同じだって。」けど、まさか入る前に振り回されるとはなぁ。つーか、この時が僕の保守性のピークだな。今こうして振り返っていると同じ自分かと不思議だ。大学時代に、かなり左派的な感覚も学内にまだ充満していたので、けっこう反体制的な気持ちもあったのだけど、「就職が決まって髪を切ってきた時もう若くないさと君ははしゃいでいたね」の「いちご白書をもう一度」を地でいくとはなぁ。

会社側から説明。まぁ、筋だって聞けばなんの問題もない。株式会社日立製作所への内定に代わるだけだ。配布資料と数分の説明で理解できる。が、理解できないやつも多いんだな。念のための念のための念を押して聞くような質問をしている。新事業部ができて、全員そこに入るのだ。やる仕事は一緒。残って会社の担当者にあれこれ追加で質問してるのもいたが、僕らは早々に引き上げる。

正直、ちょっと残念だった。親や周囲に就職先の説明をするのは簡単になったけど、特別なミッションを帯びた会社に就職するような高揚感があったのに。残念だ。急に普通のサラリーマンになるんだなと感じ始めた。僕はJICAや宇宙開発事業団のようなところを最初就職先に考えていただけに、平凡になるのがちょっと嫌だった。

が、この解散したファコム・ハイタック株式会社の帯びたミッションが別のところであって、それ自身はまだまだ続くってことはかなり後で知ることになる。僕はまだ「日立」ってところにピンと来てなくて、そもそも前株か後株かもよく分からず、かつ、「日立制作所」と書きかねない状況だった。アブね。

(このシリーズ続く)

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森田さん、いやいや始まりましたね。今後の話の展開を期待しております+Mr.Xの話の先がなんとなーく見えてきてニマニマしております。こういうのをさらっと読ませていただけるとは、いやいや楽しいです。

宇宙開発事業団・・・ありましたね、そういうの(笑)。当時友人が最初っから思い切り狙ってまして、海外の一流大学院で航空工学まで学んでアタックして内定も出たんですが(ちなみに大変優秀な人です・・・愛すべき専門馬鹿でしたが)、最後の最後で彼自身に腑に落ちない所があって土壇場で「宇宙系に強い商社といえばアソコ」に行ってしまった話なんかも、ありました。単に種子島生活に恐れをなしたからでは、とか友人仲間では言いたい放題でしたが、うーん、懐かしいなぁ・・・

で,やっと本題(長い枕で失礼)。
何故に森田さんが宇宙開発事業団に???

Posted by: MM : June 14, 2005 03:48 PM

MMさん、コメントありがとうございます。

まだ僕もMr.Xさんも、書き方模索中ですが、そのうちリズムがでてくると思いますんで、いろいろ突っ込みお願いしますね。

>何故に森田さんが宇宙開発事業団に???

文系なんですけどね(笑) なんつーか、それぐらい就職活動にいい加減だったんだと今にして思えば考えます。

就職課で会社の情報見ていたら(当時は紙)、宇宙開発事業団の資本金が11兆円(うろ覚え)とかだったんですよ。なんだかそのことだけが頭に残ってて、「おれ、宇宙開発事業団に就職する・・・」と妄想が膨らみ始めたような記憶が・・・。

今の学生はもっと悩んでいて、素晴らしいと思います。

Posted by: kmorita : June 15, 2005 07:55 AM

某L社のH社長も、「宇宙、宇宙」言いよりますし・・・

Posted by: miyai : June 17, 2005 09:21 PM

June 13, 2005

噂は本当だった! MacにPentiumを搭載!

こんにちは、Mr.Xです。

噂は本当だったのか...アップルコンピュータがインテルのMPUを採用とは!
感慨深いものがありますね。
アップルコンピュータとしてはiPodが好調な時に勝負を仕掛けたという事なのでしょう。米国のIT業界は、ほんまダイナミックな動きをしますね。

■噂は本当だった! アップルコンピュータ、MacintoshにPentium 4を採用へ

■S・ジョブズ、認める--アップルのインテルチップ採用が確定

■アップルのインテルチップ採用に、関係各社の反応はさまざま

■驚嘆、懐疑、興奮、悲しみ・・・「アップル、IBMと決別」にさまざまな反応

■アップルコンピュータ、スティーブ・ジョブズ氏の基調講演を配信

これで、PC系のMPUはインテル一色になるという事になってしまう状況に。
弱肉強食の世界ですのでしょうがないのでしょうが...
ただ、これでMacのMPUが非力で仕方なくWindowsPCを使っていた人には福音になるでしょう。WindowsPCに負けないパワフルなMacをクリエーター関係の人は待ち望んでいましたので。
Pentium搭載のMacが出荷されたら久しぶりに使ってみたい気持ちが、ふつふつと沸いてきますね。
これからのアップルコンピュータの展開は目を離す事ができません。

※関連サイト
■アップルコンピュータ ウェブサイト
■アップルコンピュータ(米国) ウェブサイト

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June 12, 2005

ファコム・ハイタック株式会社(2)

こんにちは、森田です。

ファコム・ハイタック株式会社に面接に行くことがほぼ決まる。僕はまだこの会社が何の会社なのかほとんどわかっていなかったのだけど、面接という類には変に自身があったので、気楽な気持ちで東京に向かった。他に2名同タイミングでR大学から受ける。3名が先輩との待ち合わせ場所に向かい、まずは控え室のようなところで模擬面接を。ここで僕はひどく緊張してしまったようで、練習してくれた先輩も途中から首をひねる始末。むむむ。やばい。お昼を食べたのだけど、なんとなく僕の周囲だけ重い雰囲気。

さて、本番の面接。けっこう開き直った僕はサークルのことや、第三世界を旅して回ったこと、登山に熱中したことなど、まるで「コンピュータ」とは関係ない話題を話しまくる。だって、まだコンピュータを事業とする会社に入る気がしていなかったんですよ・・・ほんまに。単に、「大日立」の一角のなんだかちょっと違う怪しいセクションに「選ばれて」入るというような気持ちだったのです。

本番に強いのか、そつなく面接終了。心配していた先輩方も僕の晴れ晴れしい顔を見てほっとした様子。実はこの時点で面接を受けていた連中はよほど問題ない限り、ほとんど内定していたとのこと。まぁ、バブル入社ここに極まれりですね。最終的に、200人が入社することになるのだけど、内定者が何人だったかは不明。

さて、一週間ほどで内定の案内があった。僕のあっけない就職活動が終わったわけだが、それから何度か先輩方に呼び出しを受けて、居酒屋やホテルのレストランでご馳走になる。東京でも「こんなに旨い物は食べたことが無い」というぐらい貧乏学生の目が丸くなるような料理をいただく。形だけの就職活動は親を喜ばせるような意味合いで香川で続けたりしたが、もう行く気も無く、僕は大学後半はカナダに行ったり、山歩きを楽しんだりの日々を満喫する。

内定日である、1991年10月1日。東京の某所のホテルで、約200人の内定式。ファコム・ハイタック株式会社であるはずだけど、富士通系の内定者は別の場所だと。僕はちょっと富士通系の内定者と会えるのを楽しみにしていたんだけどな。この頃になると、ファコム・ハイタック株式会社が、富士通と建物は同じだけど、違う階で働いていることや、地方ではひとつのフロアを共有していること。そこまで同じ会社を装っているのに、なぜかビジネスでは競合していることなどを知る。不思議だ・・・。

が、不思議な想いもその辺まで。僕は内定式から一ヵ月後、驚愕することになる。

(このシリーズ続く)


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June 11, 2005

文部科学省政府調達情報検索を見てみると

こんにちは。Mr.Xです。一部で、私と、森田さんは同一人物ではないかと噂が出ているようですが、別人です(笑)

前回ご紹介しました、文部科学省調達情報ですが、そのサイト内の政府調達情報検索を開きますと過去の落札案件の情報を見る事が可能となっております。

文部科学省政府調達情報検索

使い方は、

★「ご覧になりたい公告を選択してください。」から選択

 ・今回は「落札公示」を選択

★「調達分野を選択してください。」から選択

 ・今回は「スーパーコンピュータ」を選択

★「品目分類番号を選択してください。」から選択

 ・今回は「全品目」を選択

★「調達機関を選択してください。」から選択

 ・今回は「文部科学省関係全機関」を選択

★「官報公示日を入力してください。」から選択

 ・今回は「1999年1月1日~2005年6月11日」を選択

★「検索実行」ボタンをクリック

検索の実行を行いますと、検索結果が31件表示されます。
今回のスーパーコンピュータの調達は、学術向けIT関係営業を行うものにとっては最重要なビジネスであり、国産ベンダー(主に富士通、日本電気、日立製作所)や外資系ベンダー(主にIBM、クレイ、SGI、HP等)がそれこそ血みどろの争い(大袈裟...)を繰り広げている調達となっています。
話しを戻しますが、検索結果の件名部分もクリックしますと調達情報と落札しましたベンダーの情報と落札金額などが掲載されております。
北海道大学の事例ですと、日立製作所が81,637,500円(月額)で落札した事が分かります。(文部科学省関係全機関での過去6年の結果は、富士通:13件、日立製作所:11件、日本電気:4件、日本SGI:2件、日本IBM:1件となっています)
なお、文部科学省管轄以外にも総務省、経済産業省、国土交通省、環境省他等でも調達は実施されております。

それらの落札結果を見ますと、面白い傾向が殆どの機関で見られます。
詳細については、また後日。

※関連サイト
文部科学省 公式ウェブサイト
スーパーコンピュータとは(宇宙航空研究機構のウェブサイトより)


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it's a very nice website you're having here. i do not believe in an afterlife: http://www.aphids.com/cgi-bin/quotes.pl?act=showlistingsforsub , it's impossible to experience one's death

Posted by: andrew johnson : October 11, 2005 06:23 PM

June 10, 2005

ファコム・ハイタック株式会社(1)

森田です。昔話もシリーズ化しようと勝手に思っております。

僕が就職活動をしていた頃(1991年)はたいそうなバブル時代で、それなりにプレッシャーやら焦りやらあったものの、じっくり取り組めば一流と言われていた企業に軒並み入社できた。思い出すと、5月の時点ではまだ僕は一社も決まっていなかったんだけど、何社か最終面接となっていた。

ある日、なんだかよくわからない、「ファコム・ハイタック株式会社」というところから黄色のDMが届いていたので封を開けてみると、中身は日立製作所っぽいことを書き連ねつつ、ばら色の社会人生活が描かれている。当時は「課長・島耕作」ぐらいでしか電機業界のことは知らなかったんだけど、その「ファコム・ハイタック株式会社」の入社案内には「日本の未来を作る!」ような謳い文句で、

・宇宙ステーション計画
・南極の観測
・遺伝子の解明

などが書かれており、僕は「なんだか凄い!」と思ってしまったのだ。「システムエンジニア」というのもよく分かっておらず、「この会社に入ると、国家プロジェクトの一翼を担って、世界をまたに駆けるに違いない!」と興奮したことを覚えている。さっそくハガキを出してみると、早々に「大学の先輩」なる方から電話が入った。妙になれなれしい。これがリクルーターというやつか。他に何名かR大学から応募があったので、一緒に会おうと言うことになる。なんとその中には同じサークルの友人もいたりしてびっくりすることになるのだけど。

京都駅の近くのホテルで待ち合わせ。こっちは4人。相手は若い先輩2人に、管理職クラスのような先輩が1人。緊張しまくりの僕らに対して、先輩方は「わが後輩たちよ!」のようなテンションで接してくる。「ファコム・ハイタック株式会社」では、一定人数のR大学出身者がいるようで、このおじさん先輩がリーダー格のようだ。いろいろ質問してみるが、核心臭いことは遠慮して言えないのが常。所属は「ファコム・ハイタック株式会社」という、富士通との合弁会社なのだけど、実態は日立製作所の社員なんだ、というようなことは理解できた。先輩たちはそういう話よりも、「いかにすれば面接(いきなり最終)を突破できるか。」のノウハウ授与に頑張ってくれていたように思う。

結局、僕はこの時点でも「ファコム・ハイタック株式会社」が何をしている会社で、富士通と日立の関係がどうで、そもそも僕がそこで何をするのかも、よく分かっていなかった。何より日立とコンピュータというのが、もうひとつ結びつかない。親には、「なんだか凄い会社なんだよ。普通の日立とは違うんだ。なんか、国の重要な事項を任されて仕事をするような、とても日本にとって重要な任務を背負った会社らしいんだ!」と力説していた。選び抜かれたエキスパート集団で、「宇宙開発事業団」のちょっと民間寄り、かつでかいコンピュータ使う・・・。そんな感じで説明した。かなり誤解していたわけだが、この時点ではそんなもん。電話で語気を荒げる僕に、父は、

「パナファコム入るんか。それは良かった」

と言って電話を切られた。違うんですけど。

(このシリーズ続く)

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いきなり核心からスタートですね!
これからの展開を期待しております。

Posted by: 西の国より : June 10, 2005 09:39 AM

June 08, 2005

文部科学省調達情報はなかなか面白い

こんにちは。初投稿で緊張気味のMr.Xです。いろいろ書いて行きますのでご期待ください。

国立大学、国立研究所、高等専門学校等への営業を行うものとして、必ず目を通すウェブサイトが存在する。(見ていない営業はモグリ...)
文部科学省が運営しています「調達情報」がそうです。
名前は素っ気ないですが、内容は深くディープな内容となっています。
以前は、官報(新聞の様なもの)しか無かったのですが、1999年頃よりウェブサイトに情報が掲載されるようになりました。本当に便利な世の中になりましたね。

■文部科学省調達情報

このサイトをしっかりと検索しますと... いろいろと面白い情報がタダで手に入りますね。本当に。
特に「政府調達情報検索」の部分はその根幹になっております。
詳細については、これから定期的にアップさせて頂きますので、ご期待を。

※関連サイト
■文部科学省 公式ウェブサイト
■各府省の調達情報、電子入札ポータルサイト

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IT業界ウォーズスタート

唐突に始まってしまいましたが・・・。森田です。

このブログは、実名の森田桂治(IT業界12年。途中数年放浪)と、匿名「Mr.X」(業界歴20年近い!)がIT業界(その昔はコンピュータ業界でしたね)の苦労、苦闘を、思い出いっぱい、胸いっぱい語っていくものです。投稿者は随時募集中

書ける範囲の裏話、営業ノウハウなど書いて行こうと思っておりますので、どちかというと、業界の方が読んで面白いと言うことになるんでしょうか。業界以外の方も、IT業界の理解を深めるには役立つかもしれませんね。

と、見切り発車なのですが、書ける事と書けない事の整理もままならないままのスタート。どうなりますやらー。

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