November 16, 2005
アクセスログ解析で差をつける(2)
こんばんは、皆見です。
さて、ウェブサイトのリニューアル時の「アクセスログ解析」を活用した効果的な提案ということですが、リニューアルには大きく分けて二つのパターンがあるかと思います。
1.前回リニューアル時(もしくは新規立ち上げ時)にプロジェクトに携わったことがある。
2.今回が初めての提案になる。
まず、1の場合。前回すでに制作に関わり、リニューアル後もなんらかの接触はあるはずですから、まずは解析ツールのご提案を行い、安価に(なんなら無料で)お試しで使っていただくといいでしょう。
僕の未熟な経験からではありますが、どんなにいいデザイン提案、ブログ提案、CMS、Flash、特設サイト、コミュニティ・・・なんかより断然お客様の関心度、驚き度は高いです。これは保障します。
また、勝手知ったるではないですが、制作から関わっている分、サイト構成、画面仕様、システム仕様など把握しているため、それほど工数も気にしなくてもよいのではないでしょうか。運用保守(メンテナンス)契約を結んでいるお客様であればなおさらですね。
最初は一手間ですが、一度入れてしまえば現状の問題点、ユーザの動向、だいたいのことは分かってしまいます。あとはこれまでのノウハウを元に仮説を立てて改善提案を行っていくだけですね。
「目的とするページへ誘導するこの導線がどうも弱いようですね。おそらく直前のこのページがボトルネックになってますので、思い切ってこのページは省いて、階層構造も・・」などなど。実際のユーザの動向を元に仮説を立てるわけですから説得力があります。
で、2の場合。このケースは少々壁が高くなります。弊社推奨のVisionalistはいわゆる「Webビーコン型」と言われるもので、専用のタグを解析対象となるページ(通常サイト内全ページ)に埋め込み、そのタグがVisionalistの専用サーバに情報を送信しデータベースに蓄積していくというものです。(小難しいことはこちら・・)
よほどの信頼関係がない限り、大事なウェブサイトにタグを埋め込むというのはやはり躊躇されるんじゃないでしょうか。そういった場合は「サーバログ型」といわれる解析方法を提案してみてはいかがでしょう。これはウェブサーバに記録されたアクセスログファイルを取得し専用のソフトを使って解析するものです。ただしログファイルは非常に重たいものですから、定期的に削除するような設定にしているサーバだったり、レンタルサーバの場合などは特にログファイルを提供してくれない契約だったり、ということも結構あるようです。
いずれにしましても、単にログ解析サービス、ソフトを使って測定値を抽出するするだけでは何の提案にもならないわけでして、サイト制作、運用業務の経験を生かした正確な解析、仮説検証、改善提案が必要になってくるのです。
次回は実際にどういったデータからどういった問題点を洗い出すことができるのか、それに対してどのように対策を打つべきなのかといったところを考えて行きたいと思います。
(このシリーズ続きます)
November 08, 2005
アクセスログ解析で差をつける(1)
こんばんは、皆見です。
いきなりですが、アクセス解析とは、ウェブサイトへのアクセスの統計をとり、様々な角度からアクセスの傾向を調べることを言います。技術的な小難しいことはこっちに任せることとしまして、要はあなたのウェブサイトに、どんな人がどこから来て、どんな経路でサイト内を巡回し、その結果、あなたが来訪者にアクセスさせたいページにちゃんとたどり着くことができたかどうかなどを解析してしまうということです。
せっかく作ったウェブサイトですから、なんとなくアクセスカウンタの数字が増えたとか、なんとなく資料請求メールが増えたとかではなく、きちんと効果を測定しましょうということですね。
また、ウェブサイトのリニューアルを検討されている方は、現状のウェブサイトのアクセス解析を行うことで問題点が見えてきますので、リニューアル前の仕様検討段階から改善策を練ることが可能です。仕様確定後の無駄な修正、変更のロスを省くことができますね。
弊社ではデジタルフォレスト社のVisionalistをおすすめしています。他社製品との優位性など詳しい商品説明は本家サイトでご確認いただくこととして、Visionalistで分析できることは主に以下の5つに分けられます。
1.基本統計機能
2.ユーザ特性分析
3.行動履歴分析
4.検索ワード分析
5.広告分析
当blogはディレクション日記ですので、ウェブサイトのリニューアルのご提案時に競合他社と差をつけられる「アクセスログ解析」の活用方法を考えていきたいと思います。
(このシリーズ続きます)
August 12, 2005
プレゼンテーションスキル(5)
プレゼンのスキルをどうあげる?
簡単にスキルアップするのは正直無理です。なので、どの会社もウェブ関連に限らず、勝敗を決めるプレゼンテーションには、エース級を投入し続けるんじゃないでしょうか?何年経っても、会社中の一番のエースが登板し続けなければならない・・・。後続にとっては、機会も与えられないのだから、エースとの差は開く一方。
研修などでプレゼンをやってみても、やはりそこは本番の緊張感とは雲泥の差。本番を数こなさないとこのあたりのスキルはあがりません。場数です。様々な、
People 誰にプレゼンするのか
Purpose プレゼンの目的は何か
Place どこでプレゼンするのか
を経験することにより、場の空気を読みながら柔軟に対応できる能力が身につくのです。もちろん、柔軟な対応の表現手段も、93%非言語。
では、エース以外はどうすればいいのでしょうか?
練習です。これに尽きます。ある案件が持ち上がったら、とにかく手を挙げます。で、資料が完成したら、30回、100回、200回。とにかく練習するのです。リハーサルするのです。誰か聞き手を用意して。奥さんでも彼女でも、息子さんでもいいでしょう。最初はぎこちなくて、聞くほうも苦痛なんですが、50回を超えるあたりから、かなり聞きやすくなります。200回、300回になれば、恐らく相手が感動して涙を流すまでになるんじゃないですか?大げさに聞こえるかもしれませんが、やってみればわかります。疑問に思っている貴方は、そういう練習をやったこともないし、自分の思いを一生懸命相手に伝える努力を軽視する人なのかもしれませんよ。
August 11, 2005
プレゼンテーションスキル(4)
なんだか、投稿が1ヵ月半空いてしまいました(汗)、森田です。
何をしていたかは、こっちを読めば分かるんですが、上海に行って以来、会社の変革着手や病気治療など、なかなかハードな日々。実は胃を痛めるほどで、はじめてガスター10にも手を出してしまいました。
さて、プレゼンでの重要な戦略要素である、
People 誰にプレゼンするのか
Purpose プレゼンの目的は何か
Place どこでプレゼンするのか
については、前回までで触れましたが、当日配布する企画書や資料の件は別項に譲るとして、当日の話。まさに胃が痛いですね。
中身に関して充分に準備することも重要ですが、内容を、表情や、声の抑揚、ボディランゲージ、アイコンタクトなど、「非言語」系でめいっぱい表現することも重要。聞かせるテクニックも必要です。相手が寝るようじゃ、もうそのプレゼンは失敗。
先日、名古屋の某大学でゼミの講義を90分引き受けたのですが、担当の先生に用意していただいた部屋が、パソコン実習室で、喋る位置は学生からはるかに遠い教壇の奥。間に、学生のパソコンもあれば、先生用のモニターも。これでは「非言語」が伝わらない。
先生の了解を得て、学生のまん前まで進み出て、話をさせていただく。おかげで「お互いに」非言語も含めた情報の伝達が達成できて、楽しい時間になった。
日本看護学会でシンポジウムに参加したときも、僕の後で発表を行った小笠原先生は、演壇を無視して、全身が参加者から見える位置まで出て行って喋られた。参加者は先生の「非言語」も最大限に使った講演に引き込まれ、大勢の人が涙した。僕も泣いた。
(このシリーズまだ続く)
July 11, 2005
ウェブディレクターの役割(2)
おはようございます。皆見です。
前回ウェブディレクションの定義や理想像について書きましたが、では実際にウェブディレクターにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。
1.コミュニケーション能力/交渉力
2.プレゼンテーション/企画力
3.マーケティング能力
4.情報設計力
5.プロジェクトマネージメント能力
6.コスト感覚
7.情報収集力
8.Web技術のノウハウ
と、いろいろ挙げられますが、やはり一番重要なのはコミュニケーションスキルなんんじゃないかなと思います。お客さんとの意思疎通だけではなく、社内スタッフや外注先などとの調整、折衝なども多いですしね。
また、以前のように会社のパンフレットや製品パンフレットをそのまま置き換えただけというサイトではなく、IRやマーケティング、リクルートなど経営戦略的な役割をもつようになった今日では、いかにお客様の業務を理解し、サイトの目的を明確にさせるか、現状抱えている問題を分析できるかということが大事になってくるかと思います。それらを聞き出す、理解するというのもコミュニケーションのひとつですね。
プレゼン能力も大事ですね。仕事が取れなければ意味がないですから。。これについてはこちらで。
あと、ディレクターにはコンテンツや見た目のデザイン、構造的なデザインなどを吟味し、判断していく能力が必要になります。また日々進歩しているWeb技術の動向など、常に新しいトレンドを顧客に提案できるようアンテナを張り巡らしておくことが重要ですね。
まだまだ修行が足りません。精進します。
June 28, 2005
最近のレンタルサーバ
ども、岡崎です。
ウェブサイトにはサーバがつきものでございまして、クライアントへ提案する場合はたいていサーバも含まれてます。
一昔前は、html+cgiで構築できるサイトは安いホスティング、それ以外はレンタルサーバ(専用サーバ)でしたが、最近はそうでもなくなってます。
June 27, 2005
ウェブディレクターの役割(1)
しかし暑いですね。何もしてなのに汗だくです・・・。
こんばんは、皆見です。
さて、ウェブディレクションとひとことで言っても、何をもってしてディレクションと定義するのでしょう。おそらくこのブログが進んでいくうちに、色々と考えは変わっていくでしょうし、うちの会社に合ったディレクション業務というのが定義付けられていくのだ思うのですが、ひとまずディレクションとは、
「顧客の要件、目的をもとにウェブサイトの企画、立案、設計、制作指示などを行うこと」
ということで定義づけられるかと思います。また、これは制作会社の側から見た定義であって、本来は顧客(発注)側にもディレクションを行う人がプロジェクトに盛り込まれるのが理想かと思います。この場合ディレクターではなくて、プロジェクトリーダー、ウェブマスターという呼ばれ方をするケースが多いですね。
発注側、受注側、双方のディレクターががっちりスクラムを組んで、プロジェクトを遂行するために全力を尽くしあう。なんかちょっと熱いですが、そういう図式が理想的なプロジェクトの進め方のように思います。
受注側のディレクターには企画力、工程管理能力、ウェブに関する知識などもちろん重要ですが、先方のディレクターと同じ目線に立ってプロジェクトの方向性見定め、目的を達成するためのあらゆる施策を一緒に検討しあうようなスキルが結構重要だなぁと実感してます。
熱意のあるお客さんが悩んでたら、どうにかしてあげたい!力になりたい!とビジネスの話抜きで思ってしまいますもんね。もちろんボランティアではないので柔軟な対応が必要ですが。
逆に熱意がないとは言いませんが、それほどプロジェクトに関心を持っておられないお客さんに対しては、夢を語ってやる気になってもらうぐらいのコミュニケーションスキルが必要なんでしょうね。
まだまだ修行が足りません。頑張ります。
(このシリーズ続きます)
June 25, 2005
プレゼンテーションスキル(3)
おはようございます。森田です。他のブログよりこっちの更新一所懸命・・・。
本日から上海に旅立ちます。お客様に迷惑かけないよう、仕事目的ながら週末利用して行って来ます。今はいつもどおり近所のカフェにいるのですが、明日先方のCEOに見せるプレゼン資料ができていない・・・。ここ更新する前に早く仕上げろ!というところですが、プレゼン資料って現実逃避の特効薬ですね。仕事がたまっている人は、大事なプレゼン、しかも事前資料を充分に準備しないといけないプレゼンの予定を入れることをお薦めします。たまっている仕事がどんどんなくなりますよ。大事なプレゼンはいつまでも完成しませんがー。
People 誰にプレゼンするのか
Purpose プレゼンの目的は何か
Place どこでプレゼンするのか
事前準備の中でも案外気にしないのが場所の問題。
僕は独立以来、数年前までコンペとしてのプレゼンでは連戦連勝。不敗神話さえできてました。その不敗神話が崩れたのが某医科系大学でのプレゼン。控え室で待っていて通されたのは大きな教室。教卓がドーン。聞く側の先生方は約60人。なんだよ、その人数。間になんだか教育用のシステムがガチャガチャあって、先生方の顔も見えにくい。資料の入ったPCを置く位置は決められてしまって、立ち位置も制限。加えて聞き手の先生方の座っている机にはデスクトップのPCがあって、みんなそっちの画面ばっかり見ている。どうも、ウェブメールしたり、ネットサーフィンしている雰囲気。
う!何を言ってもその場でググられてしまって裏取られちゃうじゃんかよ・・・。しかも一所懸命顔見てもアイコンタクトなんか不可能。先生方間もなんとなく緊張感が漂っていて和やかな雰囲気など出そうもない。これは厳しいー。
と思っていたらペースが出ないまま終わってしまって疲労感がたっぷり。案の定、落選です。場所のことをもう少し聞いていたらアクロバットな準備もできたかもしれませんし、心の準備をしておいて、教室内をうろうろするような作戦も取れたかもしれません。リハーサルにも力入れたでしょう。悔やまれます。
プレゼンの話が出たら、目的はもちろんですが、参加する人、発表する場所の情報は細かく細かく聞きましょう。
(このシリーズまだ続く)
June 24, 2005
プレゼンテーションスキル(2)
おはようございます。家の近所のカフェで、朝は過ごすことが習慣になりそう。何をやっているかというと、珈琲飲みつつ読書やら各種ブログ更新やら。急いで更新必要なブログがたまってきてるなぁ。
それはそうと、プレゼンの話の続き。
昨日コメントいただいた、masaさんはまさにD大学(いまさら伏字)のプロジェクトの企業側のリーダー。ミヤモトさんはまさにまさに発表者の学生さん。ブログの手軽な更新性と伝播力に脱帽です。つーか、当事者前にすると書き進めにくいな(汗)
People 誰にプレゼンするのか
Purpose プレゼンの目的は何か
Place どこでプレゼンするのか
相手の顔ぶれを相対的に把握して準備をしないといけない話はしましたが、目的(Purpose)は、それ以上に重要。というか大前提。
声を大にして言うほどではないと思うかもしれないですが、
・で、いいたいことはなんなの?
・何言いたいんかさっぱりわからんわ。
・一般論はいいから、どうしたいの?おたく?
というプレゼンが世の中にあふれています。この僕も含めて。シナリオライターとしての腕があって、それなりの素材が集まっていればこういう問題は起きにくいんでしょうけど、経験浅くて、時間もない中ではなかなか難しい。そういう場合は、もう、目的をとにかく明確にして、冒頭に目的と結論をズバっと持ってくることですね。プレゼン終了前にももう一回大きな声で言うストーリーにしましょう。これで形はできます。
人は最初はまだ多少は集中してくれてます。また、終わりが見えてきた頃にも再度集中してくれます。そこを狙います。合間は極端な話、捨てて出るぐらいの覚悟で。(嘘)
目的も、結論(概論)もなくスタートするプレゼンは聞いているとけっこう苦痛。悪いプレゼンを見たときの自分の気持ちって重要です。そういう時はチャンスと思ってがんがんメモりましょう。
目的を考える際、これはこれで発表側の論理の終結(押し付け)を目的にするのではなくて、やはり聞き手側が利益と感じる「目的」を考えたいですね。
さて、実は本日も午後から某専門学校で学生たちのプレゼンを聞く機会があります。楽しみですが、教える側としてはどきどきです。
(このシリーズ続く)
